放送受信ノウハウ

地デジやBSの受信ノウハウやテレビへのネット接続ノウハウなど放送受信に関するノウハウを掲載しています(コンテンツは随時追加)

 ◇地上・BS放送受信編は こちら

 ◇テレビをネットにつなごう編は こちら

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活動

2.1 テレビへのインターネット接続方法

テレビ向けのインターネットサービスを利用するには、テレビやSTBをインターネットにつなぐ必要があります。ここではテレビをインターネットにつなぐ方法について解説します。

➀ルータ経由でテレビをインターネットについなぐ方法

 テレビをルータ経由でインターネットにつなぐ方法としては、有線LANと無線LANがあります。有線LANの場合は、ルータとテレビをLANケーブルでつなぐため、電波干渉を受けずに安定して通信することができます。

一方、無線LANはテレビとルータが離れている場合や配線が困難な場合でも柔軟に接続することが出来ます。ただし無線LAN機器の設置場所によっては、十分な回線速度が得られない場合があります。

 

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➁ケーブルテレビのSTBでテレビをインターネットにつなぐ場合

ケーブルテレビのSTBにケーブルモデムが内蔵されている場合、ケーブルテレビ用配線(同軸ケーブル)のままでテレビ向けのインターネットサービスを利用できます。ケーブルテレビの会社によっては、テレビ向けインターネットサービスへの対応状況が異なりますので、各地域のケーブルテレビ会社にご確認ください。

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 ➂ひかりTV対応テレビやチューナでテレビをインターネットにつなぐ場合

ひかりTVはNTTぷらら(株)がNTTフレッツ光回線を使ってテレビ放送やVODなどを提供しているIPTVサービスです。地上デジタル放送は一部地域において、BSデジタル放送は全国で提供されています。

ひかりTVでは、配線はそのままでテレビ向けインターネットサービスを利用することができます。ただし、ひかりTVの仕様上、データ放送の動画クリップや双方向サービスの一部機能が利用できない場合があります。

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コラム➂ ルータって何?

ルータは交差点の信号機のようにインターネット上のデータの交通整理を行う機器です。パソコンやタブレット、テレビなど複数の機器を同時にインターネットにつなぐ場合に使用します。LAN側に接続された機器にIPアドレスを重複なく付与する機能(DHCP機能)を持っています。

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2.3 テレビを無線LANでつなぐ

テレビに無線LAN機能が付いている場合は、お互いの機器を認証するだけで無線接続できます。テレビに無線LAN機能が付いていない場合は、外付け型の無線LAN子機を使用します。

外付け型の無線LAN子機にはテレビもLAN端子につなぐタイプとUSB端子につなぐタイプがあります。USB端子につなぐタイプにはパソコン用とテレビ用があり、パソコン用をテレビにつないでも利用できないため注意が必要です。また無線LAN親機と子機がセットになった製品は、予め認証が済んでいるため通信設定は不要ですが、子機のみ増設する場合は通信設定が必要です。

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2.3.1 Wi-Fi(ワイファイ)

Wi-Fi(ワイファイ)は国際標準規格であるIEEE802.11を使用した無線LAN規格の一つです。無線LAN業界団体であるWi-Fiアライアンスによって、機器間の相互接続試験をパスした装置にロゴ表示が許可されています。

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またWi-Fiロゴが添付されている機器同士なら相互接続が保証されており、親機(アクセスポイント)を介さずに、子機同士を直接、無線LANで接続することが出来ます。これをアドホックモードといいます。

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