「2.4GHz」と「5GHz」のどちらに接続するかは、無線LANルータのSSIDで確認することができます。SSIDはアクセスポイントを識別するためのIDです。
メーカーや機種によって表記は異なりますので、取扱説明書などで事前に確認してください。また無線LANルータ本体のLEDランプなどで確認できる機種もあります。
無線LANのセキュリティ設定は「WPA2-AES」を推奨します。WPA2-AESに対応していない場合は、WPA-AESを選択しましょう。
WPA、WPA2のセキュリティ設定には「WPA-TKIP」「WPA-AES」「WPA2-TIKP」「WPA2-AES」の4方式があります。
WPA2-AESはWPA-AESよりも強固な暗号化方式で128~256ビットの可変長鍵を利用しています。
無線LANを使用する場合、セキュリティ設定を行っていないと、通信内容を盗み見られる、または不正に侵入されるなどの可能性があるため、セキュリティ設定を行った状態で使用する必要があります。無線LANの暗号化方式にはWEP(ウェップ)、TKIP(ティーキップ)、AES(エーイーエス)という3つの方式があり、WEP<TIKP<AESの順にセキュリティが高くなります。
無線LAN親機と子機をかんたんに認証する方式には「WAS」「AOSS」「らくらく無線スタート」という3つの方式があります。
それぞれの方式に対応した機器同士であれば無線LAN親機と子機のボタンを押すだけで無線接続とセキュリティ設定が完了するシステムです。
ゲーム機やスマートフォン、テレビなどにも無線LANのかんたん設定機能が搭載されています。
無線LANかんたん設定を行った場合、機器が対応する最もセキュリティレベルの高い暗号化方式で自動設定されます。
最近の無線LANルータでは、WEP、TKIP、AESの3つの暗号化方式の混在利用が可能で、暗号化方式を気にすることなく利用することが出来ます。