2014年9月にNHK総合テレビで開始された放送と通信の連携による新しいサービス「ハイブリッドキャスト」について解説します。
なお、ハイブリッドキャストについては、
もあわせてご覧ください(テレビ受信向上委員会のサイトを離れます)
2014年9月にNHK総合テレビで開始された放送と通信の連携による新しいサービス「ハイブリッドキャスト」について解説します。
なお、ハイブリッドキャストについては、
もあわせてご覧ください(テレビ受信向上委員会のサイトを離れます)
ハイブリッドキャストの主なサービスには、番組内容とは独立した情報が提供される「独立型サービス」と、番組内容と連動した情報が提供される「連動型サービス」があります。
NHK総合で実施している主なサービス(2014年3月末)は次の通りです。なおNHKハイブリッドキャストは9月29日よりNHK教育(Eテレ)、BS1、BSプレミアムでもサービスが開始される予定です。
最新のサービスについてはNHKハイブリッドキャストのサイトでご確認ください。
①独立型サービス
ニュースや気象などの情報をテレビ画面上に表示することができます。これまでのデータ放送よりも鮮明な画像で多彩な表現が出来ます。また、テレビ画面の下にニュース文章が流れるサービス”スクロールニュース”もあります。
電子番組表では「1週間先まで」と「過去最大30日分」の情報を確認することができます。
[独立型]動画クリップ
ドラマなどのダイジェスト動画や過去の放送番組を動画クリップで視聴すすることができます。たとえば「みのがしなつかし」では、過去の懐かしい番組の動画クリップを検索して
テレビで簡単に検索して視聴できます。
②連動型サービス
連動型サービスには、視聴中のテレビ番組の関連情報を、テレビ以外の情報端末(スマートフォン・タブレット等)に表示するサービスがあります。この情報端末をセカンドスクリーンと呼んでいます。
セカンドスクリーンサービスを利用するには無料アプリをダウンロードする必要があります。
・NHKハイブリッドキャストランチャーアプリ(対応OSは2014年9月現在 Android OSのみ)
・テレビメーカー提供のリモコンアプリ(対応OSはメーカーによって異なります)
※NHKハイブリッドキャストランチャアプリが無くても動作は可能です。
[連動型]セカンドスクリーンによる番組関連情報を表示
NHKが実施している「キーワードコネクト」では、番組に関連したキーワード(人物名、地名など)がセカンドスクリーンに次々に表示されます。
表示されたキーワードをタップすることでキーワードについて詳しく調べることが出来ます。
[連動型]セカンドスクリーンを使った番組参加
セカンドスクリーンを使った番組参加コンテンツでは、例えばクイズ番組の進行に合せてセカンドスクリーンにクイズが表示され、回答ボタンを押すと選択肢がテレビ画面に表示されるなど、連動したコンテンツを楽しむことができます。
データ放送と比較するとハイブリッドキャストには下記の特徴があります。
①豊富な表現力
・HTML5の採用にデータ放送に比べて高解像度な表現や多彩な色表示が可能(デジタル放送では解像度1920×1080。データ放送は事実上960×540)
・放送画面に重ねて情報を表示する「オーバーレイ表示」が可能
・画面全面がHTML5ブラウザ。放送画面やネットコンテンツもHTML5ブラウザ上で動作
②放送と通信の連携
・番組進行に合せて、自動的にアプリの内容を変更可能
・放送信号のタイミングで、スマートフォンやタブレットのアプリを制御可能