ネット接続ノウハウ編

次世代放送に向けた放送と通信連携サービス導入の基礎となる、テレビとインターネットの接続方法やサービス内容などについて紹介します。

第1章:テレビをインターネットにつなぐと利用できるサービス(PDF

第2章:テレビをインターネットにつなぐ(PDF

第3章:放送と通信による新しいサービス「ハイブリッドキャスト」PDF

第4章:ケーブルテレビにおける放送・通信連携サービス(PDF

第5章:テレビを中心としたホームネットワーク(PDF

付録1:インターネットの基礎PDF

付録2:インターネット回線(PDF

付録3:ホームネットワークを構成する技術(PDF

付録4:ハイブリッドキャストのサービスガイドライン(PDF

参考文献

 

第1章 テレビをインターネットにつなぐと利用できるサービス

テレビをインターネットにつなぐことで、動画を視聴したり、アプリケーションソフトウェア(目的に応じて使用するソフトウェア。以下アプリという)をダウンロードしてゲームやソーシャル・ネットワーキング・サービス(インターネット上で文字や動画を活用して人と人が交流するサービス。以下SNSという。)を楽しんだりすることができます。

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1.1 テレビ放送と連携したコンテンツ

1.2 ビデオオンデマンド(VOD)

1.3 ネット動画で楽しむ、アプリで遊ぶ・学ぶ・つながる

1.4 ハイブリッドキャストを楽しむ

コラム➀ データ放送などで利用する個人情報はどこに保存さえているの?

コラム➁ ビデオオンデマンドや動画クリップの視聴に必要な回線速度は?

 

1.1 テレビ放送と連携したコンテンツ

テレビをインターネットにつなぐことでクイズ番組に連動した放送校サービスやドラマのダイジェスト動画など、テレビ放送と連携したコンテンツを楽しむことができます。

➀視聴者参加コンテンツ

テレビ放送と連携したデータ放送では、リモコンを使ってくじ番組参加したり、ポイントを貯めてプレゼントに応募したりすることができます。

またSNSと連携した番組ではFacebookやTwitterを活用して番組参加や放送を見ている人同士で反応を共有することができます。

【Facebookと連携:日本テレビJoinTVの例】

番組連動のデータ放送に加えて、テレビ画面上にFacebookの「友達」の表示や「いいね!」の共有が行えます。

⇒JoinTVの詳しいことはこちら(テレビ受信向上委員会のサイトを離れます)

【Twitterと連携:NHK NEWS WEBの例】

Webサイトへのアクセス数やTwitterの反応をもとに番組内で注目ニュースを選びます。

⇒NHK NEW  WEBの詳しいことはこちら(テレビ受信向上委員会のサイトを離れます)

視聴者参加コンテンツのイメージ

視聴者参加コンテンツのイメージ

(PDF版はこちら)

➁動画クリップ

アクトビラビデオ・フル対応の受信機やJ:COMに加入しているセット・トップ・ボックス(ケーブルテレビ専用チューナ。

以下STBという)では、データ放送画面からドラマやアニメのダイジェスト動画を視聴することができます。

NHKが実施しているダイジェスト動画「どーがステーション」の詳しいことはこちら(テレビ受信向上委員会のサイトを離れます)

動画クリップの画面イメージ

動画クリップの画面イメージ

(PDF版はこちら)

 

コラム➀ データ放送などで利用する個人情報はどこに保存されているの?

デジタル放送受信機内の記録領域に保存されています。デジタル放送受信機にはNVRAM(エヌ・ヴイ・ラム:不揮発性メモリ )と呼ばれる電源が消えても情報が保持される記録領域があります。

データ放送で貯めたポイントや双方向サービスを利用する際のメールアドレスなどの個人情報は、このNVRAMに保存されます。

保存された個人情報は双方向機能やビデオオンデマンド利用時に、SSLというインターネットで広く利用されている方式で暗号化され、放送局などに送信されます。

従ってデジタル放送受信機を譲渡・破棄する際は、個人情報保護のためデジタル放送受信機の設定メニューから工場出荷状態に戻す作業(初期化)を必ず行って行ください。

 (PDF版はこちら)